育毛と発毛の違いについてハッキリさせておく
髪を生やしたかったら「育毛剤」を思い浮かべる人が多いかもしれない。
でも厳密に言えばそれは間違いだ。
生やしたい場合には「発毛剤」を使うべきで、「育毛剤」は毛を育てるために使うものだ。
じゃあ、なぜ「育毛剤」にも「発毛促進」効果があると言えるのだろうか。
それは恐らく一般人の発毛促進イメージと薬機法で定めたレベルには差があるから矛盾が生じる考えなのだろう。
誤解を恐れず言うならば、発毛促進効果は発毛効果とは似ているようで全く違う。
発毛はゼロから髪を生やせる効果があるため医薬品の部類であり、それ故に発毛剤なのだ。
ミノキシジルが唯一の発毛剤であるが、リアップ効果で発毛を実感している人は多い。
一方、育毛剤は発毛剤よりも効果が弱く、人体に及ぼす効果は緩やかなものだと決められている。
わかりやすく図で説明しよう。
いかがだろう。
これでわかったと思う。
もちろん、人によっては育毛剤でも毛が増えていると実感できる人はいる。
効果の出方には差があり、一人一人必ず結果が異なるからだ。
でも一般論としては以上のように考えておけば後悔するヘアケアをしなくて済むだろう。
育毛剤の利点は副作用なしで抜け毛予防や髪の成長を促進できることだ。
それだけに頼るとなかなか目に見える実感は難しいがカールさんのようにしっかりチャップアップ効果を実感している人もいる。
だから健康的に髪を守りたい人には向いているだろう。
頭皮が強く、医薬剤で髪を増やして副作用のリスクもいとわないということなら攻めの姿勢で発毛剤を使っていけば良い。
自分の好きな方法で髪と付き合っていこう。
長い髪は友と書いて「髪」である。長期目線で向き合っていくのが正解だろう。